2006年

今年も残すところ５日になりました。

そろそろ、１年を振り返っても良い時期でしょうか。

お世話になってる忍者ブログのトラックバックで

「今年一番の思い出」がお題として出されています。

これを見たときから、今年の私にとっての一番って何だろう・・・と考えてきたけれど、

これ以外思いつきませんでした。

平凡に、安らかに過ごせた幸せ、です。

 

世間様から見て、適齢期をとうに過ぎた２人が入籍したのは、昨年の12月。

それまで、それぞれ自分の人生を歩んできたこともあり、

一人でも十分に生きていけるだけの地盤は整っていました。

「このまま一人なのかもね、それもアリやね」

と漠然と思ってもいました。

将来、一人で年を取り、ホームに入るなければならないような事態が

起こった時、一体いくら必要になるのか、そのためにはどの位貯金を

していかなければならないのか、を試算したこともあります（笑）

一人暮らしの気楽さに身を委ねると、親を含め同じ空間に誰かと

過ごすことに自分自身耐えられるのか、数年前の私にはその自信がありませんでした。

けれど、殿と２人での生活が始まると、淡々と日々を送り続けることができています。

それまで、突如孤独感に襲われどうしようもなく寂しくなったり、

たまらなくきつい事があってお風呂で大泣きしたり、

「いつ死んでも心残りはないね」と思っていたりしたことが、

ぱったりとなくなりました。

親でも姉妹でもない誰かが側にいるっていうことが、こんなに心強いものなのかと、

そう思います。

夫婦って不思議ね。

一人の時には、簡単なようでいてとても難しかった、平凡に過ごせる毎日を

今年初めてすんなりと過ごしたような気がします。

2006年は、幸せな一年でした。