数か月続いていた池波スパイラル(※)から脱出し、久々に引っ張り出して読んだ
三浦綾子さん。
※池波氏の作品に手を出すと止まらなくなる状態。
mixiの池波正太郎コミュである方が命名された。
池波作品を読んだ後は、あの絶妙の文体からの気持ちの切り替えがなかなかできず、
次に読む本にはどうしても違和感を感じてしまうのが困りものです
それはそれとして。
お盆の通勤電車は人が少なく、ゆったりとできたお陰で、往復で読み終えることが
できた「塩狩峠」。
文中に何度か「塩せんべい」を食べる場面が出てくるのです。
一気に読んだお陰で、「あ、また塩せんべい。」と思ったとたん無性に食べたくなり、
帰りにスーパーで買ってしまいました。
この本は、北海道の塩狩峠越えの途中で暴走した列車を、
命を賭して停止させたクリスチャンの実話を題材にした話なのですが、
どーにもこーにも塩せんべい。
「そこかいっ!?」
とつっこまれそうですケド・・・。ふふっ。
で、ペロリと半分食べてました。やばいやばい。
盆祭り?かな???
小さな花火大会もあったので、出かけてみる。
勝利のブイッ
ポンッ
町中である花火大会なので、花火も小さく、低い。
花火が終わったところで、旧長崎街道の名残を留める「曲(まがり)の松並木」へ。
ここには、竹燈篭が置かれ、密やかな賑わいを見せていました。
ぼんやりと灯された松並木を歩いていると、階段の向こうから、
刀を持った浴衣の兄弟が斬り合いをしながら登場。
できすぎのシチュエーション。
なかなか小ぢんまりとしたいい感じのお祭りでした。
話は変わって。
日曜日に、20年ぶりの高校の同窓会へ行ってきました。
私たちの代が幹事期らしく、動員がかかったので、手伝い気分でおでかけ。
いや~、年取っても誰かっていうのは分かるもんですね。
流行りのスパ経営者あり、家業を継いだ人あり、農家をしてる人あり・・・。
皆それぞれの時を過ごしたようで。
女性は、皆が皆痩せてて、プクプクに肥えてるのは私だけだったような・・・。
ダイエットは間に合わなかったので、とりあえず集中的にお肌の手入れだけ
していったけど、やりすぎて吹き出物できてるし(泣)
しかし。
周囲を見てガックリしている私にも嬉しいことが。
高校の時に、整ったすっきりとした顔立ちと、シャイな性格とで、
女子で知らない人はいないという程の、憧れの的だったY君。
あまりに格好よく、手の届かない存在なので、
「好き」になることもできず「憧れている」だけの、別世界に存在していた
Y君が、2次会で向かいの席に。
高校時代を含め、初めておしゃべり&メアドとナンバー交換!
(赤外線初めて使いました。)
「ソラさん、高校のときから知ってましたよ。」の言葉まで。
うっきゃ~。
社交辞令でも、いーんです。
終われば連絡取り合うこともないでしょうが、いーんです。
(人見知りっ子としては、実際のところ電話きても話すことないので困る・・・)
とりあえず、Y君と初めて話しただけで、同窓会に参加した甲斐があったかと、
帰って早速殿に報告。
殿とは、同窓会前に卒業アルバムを見て、「この人がかっこよくてね~」とか、
「高校の時はこの人のことが好きでね~」なんて話で盛り上がっていたのでした。
ところが今日になって、そのY君から電話がっ。
1オクターブ高い声で「もしもし」と出ると、どこかで聞いた声・・・。
・・・・野球部のキャプテンでした。
(高校の時、野球部のマネージャーしてました。)
まあ、そっちのほうが気心知れてるので内心ホッとしたんですけどね。
「へへへっ、Yと思った?」って。
思いましたとも。
「よそ行きの声出して損した。」
と言うと、
「そーかなーと思ったよ。へへへへへっ。」
って・・・。まんまとはめられた・・・。
どうやらY君とナンバー交換してるところをキャプテンが目撃してたようです。
「今、野球部の面々と、先輩と、Yとで飲んでるけ、誘おうと思って」って。
こんな夜になって、いきなり無理です。
そういえば、独身の頃にも、部員からこういう電話かかってきてたな~と
ボンヤリ思い出しました。
結婚しても男性陣はあまりお変わりないようで(笑)
帰省シーズンのお盆らしい電話で、楽しませてもらいました。