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数か月続いていた池波スパイラル(※)から脱出し、久々に引っ張り出して読んだ
三浦綾子さん。

※池波氏の作品に手を出すと止まらなくなる状態。
  mixiの池波正太郎コミュである方が命名された。

池波作品を読んだ後は、あの絶妙の文体からの気持ちの切り替えがなかなかできず、
次に読む本にはどうしても違和感を感じてしまうのが困りものです

それはそれとして。

お盆の通勤電車は人が少なく、ゆったりとできたお陰で、往復で読み終えることが
できた「塩狩峠」。
文中に何度か「塩せんべい」を食べる場面が出てくるのです。
一気に読んだお陰で、「あ、また塩せんべい。」と思ったとたん無性に食べたくなり、
帰りにスーパーで買ってしまいました。

この本は、北海道の塩狩峠越えの途中で暴走した列車を、
命を賭して停止させたクリスチャンの実話を題材にした話なのですが、
どーにもこーにも塩せんべい。
「そこかいっ!?」
とつっこまれそうですケド・・・。ふふっ。

で、ペロリと半分食べてました。やばいやばい。
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無題
ソラさん、こんばんは♪
池波正太郎の「真田太平記」を読んでいたので、
7月は戦国時代気分になってました。
その後はご存知かもしれませんが、
必ずしもハッピーエンドとは言えない展開なので、
暑さも手伝って少し脱力状態してます。
レンタルDVDを探してもなかったので、
今のところ落ち着いてますが見つけたら
寝ないで見てしまいそう。
佐賀には名護屋というところがあるんですね、
上田城も涼しくなったら行ってみようかなと
ちょっと思ったり、って後引いてますね(汗)

「夏の夜の怪談」背筋がゾクっとしました(^^;;
Hiroki 2008/08/15(Fri) 編集
同時期に!
>Hirokiさん

私も7月は真田太平記でした。偶然ですね~。
繰り返し読んでも、上田攻めでは胸がすかっとし、
夏の陣では胸が詰まってしまいます…。

池波先生の作品は、語り手が「現代のご本人」であり、
「登場人物が心の内に思うこと」であり、
「登場人物の会話であり」…とひとつのシーンの中で
どんどん変わっていきますよね。
なのに、それに気付かないほど自然にスルリと文章が流れていくところは、
何度読んでも唸ってしまいます。

私も今年の夏は上田や別所温泉辺りに行って
真田巡りをしたいと計画を立てかけたのですが、
福岡からだとどうにも交通の便が悪く、断念してしまいました…。
だけど、いつか行ってみたいですねー。

そうなんです、佐賀には名護屋城址があって、現在でも
石垣などは残っていて、発掘調査もされているようです。
とても広大な城址で、海が見える所に「太閤が睨みし海の霞かな」と
刻まれた石碑が立っています。
近くには呼子(よぶこ)というイカの有名な所もあって、
福岡からでもイカを食べにそこへ行く人がたくさんいるんですよ~。
ただ、城址もイカも、不便な場所にあるんですよね・・・。

名護屋城も真田太平記に出てきましたが、熊本城が記載されている所、
嬉しくなかったですか?
「熊本城ほどに威圧感を受けたことはない…」から
延々5ページ程だったと思いますが、記述されていた箇所は、
熊本出身ではなくても、非常に嬉しく思いながら読みました

怪談は電力いらずのクーラーですねぇ…。
あれを書いた翌日から、亡くなった身近な人が夢に出てきて
連日金縛りにあった…という落ちもあるのですが、
金縛りは科学的に解明されている現象なので、
これこそ気のせいだと自分に言い聞かせています(^^;)
ソラ 2008/08/16(Sat) 編集
池波正太郎ファンでしたか・・
ワタシは「梅安」シリーズとか高校時代に
かなり、読んでました。
夜中の蕎麦屋で一杯やるシーンとかに憧れていたものです。
食通でも有名ですから、食に関する記述が
絶妙なのもイイですね・・・・・。

描かれている女性が必ずチョットムッチリしたヒトが多いのも
ご本人の趣味かしら・・・・
艶話も、絶妙なエロい文体でありました・・・。

「塩狩峠」・・・・・
北海道って、ほかにも狩勝峠とか常紋トンネルとかはタコ部屋労働ゆえの完成だし。
色々な事故やら事件があったのに
既に廃線とか、無人駅になったり・・・・・
鉄路のために命を捧げた方々のことを考えると
微妙な気持ちになりますね・・・・・。
くまぽん 2008/08/16(Sat) 編集
梅安の・・・
>くまぽんさん

梅安の「絶筆」は…。
あの続きが読みたかったです。
梅安に出てくる「おもん」が、世の男性の理想の女性だと聞き、
どんな女性かと思いながらページをめくりましたが、
女の私にはいまひとつ分かりませんでした。。。
そういえば、おもんもちょっとむっちりしてましたねー。

そうなんですよね、池波先生の小説に出てくるご飯の美味しそうなこと!
大根をさっと湯にくぐらせる…とか、それだけなのに
ものすごく美味しそうなんですよね。

随所に「江戸の粋」というものが、ギュッと詰まっているように思います。
艶話も、下品にならず良い感じで。
んー、スパイラル脱出したばかりなのに、また読みたくなってきました。

そうそう、そうなんですよ。
北海道の鉄道は、多くの犠牲者の上に敷かれた鉄道なのに、
既に廃線になってしまって、本当に微妙な気持ちになりますよね。

北海道のタコ部屋労働を題材にした小説があると聞き、
読んでみたいと思っているのですが、紹介してくださった方も
タイトルを忘れたらしく、いまだ見つけきれずにいます
ソラ 2008/08/16(Sat) 編集
「タコ部屋」は怖い・・・・
確か池波氏が食べ歩いたお店の本とかありますよね・・・。
味噌汁に脂身を少し入れるのに、胡麻油もいいが、
鶏の脂身を少し入れるとさらに旨い・・・
とか、実に深いですね・・・この方。


「タコ部屋」労働の本、私も聞いたことがあり調べてみました。
もしかして、羽志主水(はし もんど)『監獄部屋』(1926年) ではないでしょうか?

怖いハナシですが・・・・・
常紋トンネル(石北本線) では地震で崩れたトンネル側壁が崩れたときに
コンクリートに塗り込められた立ったままの遺体が出てきたと言います。
あの三大車窓で有名な旧狩勝トンネル(根室本線) も
「タコ部屋」労働で出来たトンネルだったんですね。
結局、急勾配、トンネル内の煙突からの煤塵で大規模な労働争議(狩勝トンネル争議)、
さらに謎の「まりも号脱線事故」などの元になって廃止になったトンネルです。

私「タコ部屋」関連、割と詳しいです・・・・
ココに書くのも何なんで・・・
次回、トークにてお話しましょう・・・・・コワッ。
くまぽん 2008/08/21(Thu) 編集
読みたい本がたくさん!
>くまぽんさん

池波先生の本は、読み始めると関連する本へどんどんと手を広げてしまうので、
それが怖くてまだエッセイに手を出してないのです…。
たくさんお書きになっているので、1冊買うときっと次は10冊単位で…。
おそろしや…。

タコ部屋は、やっぱり監獄部屋ですかね~。
で、今まで購入サイトでは「監獄部屋」で検索かけてたので
ヒットしなかったのですが、くまぽんさんが書いてくださったお陰で
ふと思いつき、さらに調べたところ見つかりました!
「日本探偵小説全集(11)名作集」の1編として掲載されているようです。
早速注文しました。
ありがとうございました!

そうそう、常紋トンネルからは人柱らしき骨が出てきたと、
何かで読みましたが、コンクリートに塗り込められてたんですか…。
壮絶ですね。

タコ部屋の話も、1冊読むと手を広げてしまいそうです。
くまぽんさんの「割と詳しい」は、私から見ると「相当詳しい」ですね。
聞かせていただける日を楽しみにしています(^^)

ソラ 2008/08/21(Thu) 編集
怖いハナシですが・・・
「タコ部屋」の話

流石に死に直面するケースではないけど
現実に・・・今も
ありそうな話だ、っていうオチですよ。

会社とかで・・・・・
おっと、ネタバレになるので・・この辺で・・・
くまぽん 2008/08/21(Thu) 編集
そっちの・・・
>くまぽんさん

続きが気になりますーーー!
形は違えども…という感じでしょうか…。
想像の続きはいつの日か…。
怖いは怖いでも、現実的な怖さですね?
ソラ 2008/08/21(Thu) 編集
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