今季のフィギュア女子は、近年稀に見る素晴らしい大会でした。
子供の頃からフィギュアスケート観戦が大好きな私は、
昨今のフィギュアブームでテレビ放送が多くなったことが
嬉しくてたまらない。
見るたびに「すごい人だ・・・」と思うのが浅田真央選手。
3年前に比べ、格違いの表現力。
ジャンプが得意でクルクル回っていた少女は、
豊かな表現力を見事に自分のものとし、
成長期の難しい時期を越えて、女性らしいしなやかさをまとった。
背中の筋肉ひとつを見ても、どれだけの練習量を積んでいるのかが伺える。
そして何よりあの精神力。
今回のフリーでの転倒は、体が宙に浮いてしまう程の激しさで、
その後、気持ちを持ち直し演技のタイミングをつかむまで、
リンクを滑走し続ける時間は、見ていてとても長く感じたが、
その後の見事なまでの立て直し。
演技を見ながら、思わず、「すごい。」「すごい。」と
口に出さずにはいられない程の、17歳とは思えない精神力。
演技終了後に、荒川さんが、
「あの転倒の後に、あれだけの集中力を持ち続けたことがすごい。
浅田選手でなければできないことです。」
とコメントしていたが、まさに、画面のこちら側で感じていたことを
そのまま言ってくれた、と思ったものだ。
彼女の精神力の強さは、インタビューなどを見ていても
しばしば感じることだけど、何よりすごいと思うのは、
結果を人のせいにしないことだ。
恐らく怪我をしても、怪我をしていたから結果が悪いのではなく、
怪我をした自分が悪いと考える、そんな人なのではないだろうか。
だから、言い訳がない。
インタビューでも、最初に必ず「そうですね」と、
インタビュアーを肯定し、「でも」という否定形を使うのは
自分に対してだけだ。
陰で涙を流していても、ライトが当たると微笑んで
手を振っている。
なんてすごい17歳。
姉妹スケーターとして知られている浅田選手だが、
舞選手の存在も大きく、大切な力になっているのだろう。
自分より随分と年下だけど、人間的にはずっと上だな・・・。
目標、「浅田真央」である。
この辺りでは、かまぼこ作りで名を知られている所。
詩人、金子みすずさんの出身地でもあり、駅前には
みすず通りと名のついた通りがあり、所々に詩碑が建てられている。
仙崎駅到着。
「鉄」のことはよく分からないけど、「鉄道旅行」は好きな私。
殿と2人での完乗を目標にポツポツ旅行をしているのだ。
ここは、ひと区間だけ未乗車の場所で、1日数本しかない汽車なのに、
丁度出発する時間に到着したので、これ幸いと乗ることにした。
汽車に乗ってる間は、車を運転しっ放しの殿も、少し休憩できるしね。
ワンマンの汽車に乗り込む。
うむ。人も少なくていい感じ。
長門市駅に到着。
仙崎駅からわずか4分・・・。
乗ったらすぐ降りる感じ。
で、駅前から運良く(?)すぐに仙崎駅を通るバスがやってきた。
あっという間に仙崎駅到着。
スムーズに進み過ぎて、殿にとっては全く休憩にならなかったようだ・・・。