我が家が、毎年恒例にしている南阿蘇・高森への旅行。
蒸し暑い福岡を脱出すべく、今年も行ってきました。
まず、目指すは阿蘇!
阿蘇は、訪れるたび、その壮大な地形にワクワクします。
かーなーりざっくりとした、阿蘇の成り立ち。
1.むかーしむかし、九州の真ん中で、大きな大きな噴火がありました。
下のビミョーな絵は、山の断面図です。
もちろん、火山の爆発シーンですよ。
2.噴火で中身が出てしまった山は、その重みに耐えきれず・・・。
3.陥没してしまいます。
カルデラの誕生です。
陥没した山の裾野の部分は、同じ高さの山が残りました。
外輪山です。
お鍋に例えると、底がカルデラ、縁が外輪山です。
3.お鍋に水を入れると、水がたまるように、
カルデラには雨が降り、水がたまりました。
カルデラ湖の誕生です。
噴火直後の外輪山は茶色にしてたけど、
この頃には、植物も茂ったはずだと思い、緑色にしてみました。
芸を細かくしたばっかりに分かり辛くなりましたねー。
4.やがて、外輪山の弱い部分が削られ、水が流れ出しました。
山が削られた部分を、立野火口瀬といいます。
上から見てみましょう。
一応、断面図も見ときますか・・・。
立野火口瀬の画像です。
分かりづらいけど、上の画像は、外輪山の外側から外輪山に向かって
撮影したもの。
左右に広がる山が外輪山。
1箇所山の途切れているところが、立野火口瀬です。
上の画像は、立野火口瀬から、外輪山の外側へ向けて撮影。
今は田畑が作られ、人家が建っているここから、
大昔にカルデラ湖の水が流れ出しました。
とにもかくにも、これにてカルデラ湖は消滅。
5.やがて、カルデラの中で再び火山活動が起こり、
阿蘇五岳と呼ばれる中央火口丘群ができました。
1,000m級の山々の連なりです。
火山の中に、再び火山が誕生したのです。
阿蘇五岳のうち、中岳は現在も火山活動中です。
阿蘇山という名前の山は存在せず、
阿蘇五岳の通称として阿蘇と呼ばれています。
6.再び、上空からカルデラの図。
現在のざっくりとした姿です。
カルデラ内は、阿蘇五岳を境に、北を阿蘇谷、南を南郷谷といい、
町が形成され、鉄道が走り、千枚田と呼ばれる田園風景も広がっています。
火山の中に住むなんてすごいな~と、来るたびに思います。
あまりにも普通に町があり、人が生活しているので、
何も知らずにここに来ると、カルデラ内ということに気付かない人もいるかもしれません。
ここまで書いて気付きましたが、上の絵は南が上ですね・・・。
南郷谷は、阿蘇五岳のさらに向こう。
いかに大きなカルデラか、少しでも伝われば嬉しいのですが・・・。
阿蘇五岳は、その姿を涅槃像に例えられます。
左のギザギザが顔、その横の高いところが胸、さらに腹、足・・・。
中岳の噴煙は、おへその辺りから上がります。
上に書いた阿蘇の成り立ちは、相当大雑把なもので、絵もデフォルメしています。
実際カルデラができるまでには数期にわたる火山活動が起こっている等あるので、
興味のある方は他サイトをご覧になってください。
で。
今回は、南郷谷の方、通称「南阿蘇」へ旅しました。
長い前置きは、これにて終了!
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