[2008/11/05] 信州への旅/高ボッチ高原 (No.351)
[2008/11/04] 信州への旅/開田高原 (No.350)
[2008/10/26] 天草・島原の旅/島原 (No.346)
[2008/10/25] 天草・島原の旅/天草 (No.345)
[2008/10/15] 門司港その3 (No.342)
「どこか行きたいところある?」
と聞かれたものの、どこに何があるのやらさっぱり検討がつかないので、
フラフラとネットをさまよっていたところ見つけた「高ボッチ高原」。
「景色が良いらしいよ~。富士山まで見えるらしいよ~。」
と何気に送信。
どうやら今回の行程とは大きく外れた場所にあるらしいことを知ったのは、
高ボッチ高原に到着してから。(おいっ!)
地図を見ると、「簡単に行ける絶景ポイント」みたいなことが
書いてあったけど・・・。
地図に書いていたのは、登山せずとも車でこれだけの景色が
見える場所に行けるという意味なのでしょうが・・・。
中央線のない山間のカーブ道をバックできない私にゃ無理。
途中からそれなりの狭い道でした。
運転してくれた義弟サマサマです。
到着してみると、遠くても行ってよかったの絶景!
駐車場からは、北アルプスと松本市街。
さらに、10分ほど歩いて高ボッチ山頂へ。
霞んでいるので、「今日は富士山見えないかもね~」とノロノロと登っていると、
一足先に登っていた義弟のテンションアップした叫びが。
「富士山が見えるよ!!!」
それを聞いた私達もテンションアップ。
一気に足取り軽く山頂へ。
左に八ヶ岳連峰、眼下に諏訪湖、右に南アルプス。
その合間に富士山
山脈の向こうに頭だけ見えるのだろう・・・の予想を裏切り、この姿。
さいっこーーーーーーです!!!
霞んでいてもいいのいいの。見えただけで
何から何まで、すーーーんごく気持ち良い。
義弟も「山の匂いがする!山の匂いがする!!!」と、
犬に例えると尻尾が千切れそうなほどフリフリしている状態で
ご満悦。
空気が悪いところで育った私と妹には山の匂いというものが
あんまり分からないけど、義弟には分かるらしい。
む。羨ましい・・・。
ここには草原もあるので、お弁当を持ってきて食べても美味しそう
お弁当で思い出しましたが、途中のコンビニで買ったアメリカンドッグ、
温めておく装置に入っていたのに(アレ、なんて名前だろ?)、
わざわざレンジでチンしてお兄さんが渡してくれました。
食べてみるとブヨブヨになってたワケですが・・・、
長野仕様?それともお兄さん仕様???
北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰、富士山、諏訪湖が
広がる絶景ポイントであるここは、「日本一のシャッターポイント」と謳われているらしい。
とにかくすんばらしい。
んがっ、シャッターポイント日本一でも、腕が追いついていやしまへんアハハ~。
画像の15割増し位の景色を想像してご覧ください。
行って来ました。長野県。
高校の修学旅行でスキーへ行って以来、個人旅行では初めて
今回は妹一家が毎年楽しみにしている紅葉狩りに
お邪魔してのドライブです。うふっ。
しっかし、スケールが違いますね~~~!
走れども走れども、全山紅葉。
九州だと、紅葉のスポットがあって、そこへ行く道中は
多少紅葉があっても走れども・・・の状態ではなく、
紅葉スポット近辺は大渋滞。
だけど、長野はスポットではなく、ずーーーーっと紅葉しているからか、
車も少なく快適。
色も黄色い紅葉で、赤が強い九州とはまったく景色が違うんですね~。
目新しいです。
倉越パノラマラインの途中にある展望所から。
乗鞍岳、冠雪です。わーい
しかし・・・。初日は、夕方に着いたので逆光。
そこで、翌日も再トライ。
PLも使ってみました。
使い方、合っているのでしょーか???
倉越パノラマラインは道幅があまり広くないからか、
ほとんどすれ違う車もありませんでした。
カーブを曲がると御嶽山が見え隠れして、
とーーっても眺めが良い!良い!!良い!!!
長野、さいっこー!!!
開田高原では、ご当地ソフトも食べました♪
開田高原アイスクリームの、とうもろこしソフト。
とうもろこし好きも納得の香ばしさ。
大人気で、さんむいのに行列!
食べるとあまりの寒さで鳥肌立つけど、やめられない。
その位おいすぃ~♪
10月限定のそばソフトがまだ販売されていたので
(日曜日には売り切れてました。)、妹から2口いただき!
これまた蕎麦の香りがして美味しかったです。
これだけ美味しかったら、 そりゃ~、お子もこうなりますよん。
島原の郷土料理と言えば、具雑煮。
島原の乱の際、紅顔の美少年・天草四郎はじめキリスト教信者達が
原城へ籠城した時に、山海で採れるものと兵糧の餅を一緒に炊いたことに
始まるとされています。
で、具雑煮と言えば「姫松屋」。
全部飲めてしまう美味なお出汁に、小ぶりの餅、アナゴ、ごぼう、春菊、鶏肉、凍豆腐などが
入っています。
かわいらしく「並」を注文しましたが、「大」にすればよかった!!
これより先は、普賢岳の噴火災害に関連する画像になります。
重い内容になりますが・・・。
普賢岳。
平成2年(1990年)から平成7年(1995年)にかけて198年ぶりに
噴火活動の起こった山です。
当初、地震や噴煙活動が続いていましたが、やがて粘性のある溶岩が噴出し、
溶岩ドームを形成。
この溶岩ドームが所々で崩れ落ち、度々火砕流が発生しました。
平成3年(1991年)6月3日に起こった大火砕流では、報道陣、警察、消防団、
タクシー運転手、農作業中の方々などが巻き込まれ、命を落とされています。。。
火砕流を目の当たりにする機会は世界的にも珍しく、この地を訪れていた
火山学者のクラフト夫妻も、火砕流に巻き込まれ亡くなりました。
下の画像は、道の駅みずなし本陣から眺める普賢岳。
真ん中の雲のかかっている山が溶岩ドームのある普賢岳です。
溶岩ドームから、その下のおわん状の小さな山を挟んだ左右にかけて
グレーになっている部分がありますが、ここが火砕流の流れた跡です。
現在でも、小さな木が生えている程度で、爪痕が生々しく残っています。
火砕流が、画面手前のみずなし本陣に向かって流れてきている様子が
よく分かります。
ここに保存されているのが、被災家屋。
火砕流が途中で止まっても、雨が降り続くと噴出された土砂が流され、
大きな岩が無数に転がる土石流が頻発しました。
この辺り一帯は、埋め尽くされてしまった地域です。
人間は逃げても、飼っている家畜までは連れて行くことができず、
牛や豚は土石流に呑まれてしまいました。
被災家屋は、以前、殿とここへ来た時に、どうしてもカメラを向けることができなかった場所。
あれから数年。
たびたび、これだけの災害が起こってもこの地へ残る方たち、被災した家屋を
保存公開する方たちの心中がどのようなものであるのかを考え、
シャッターを押せなかったのは何故か?と自問自答してきました。
今でも、被災された方々の心中は、ほんの少しも分かってはいませんが、
カメラを向けられなかった理由は分かりました。
興味本位で訪れたからです。
しかし、目の前にあった光景は、遊び半分で来た私の頭をガツンと殴るほど、
噴火から時を経てなお目をそらしたくなる程の惨事でした。
地元の方が「見てほしい。知ってほしい。」とおっしゃる姿を何度か目にし、
決して全員がそういう気持ちでないではあろうと思いつつ、
しかし一方で一人でも多くの方に知ってほしいとおっしゃる方が少なからず
おられ、ただ見るだけでなく今後に役立ててほしいとの悲痛な願いも
込められた保存公開なのだという思いに至りました。
これまでも、そう思ってはいたつもりでしたが、本当の意味で
理解はしていなかったのだと思います。
今回、他の資料館なども見て回り、当時の惨事を伝える資料を
じっくりと見れば見るほど、その場を動けなくなるほどの衝撃を受けました。
この土地で暮らしてきた方々に、あまりにも山は厳しかった。
けれど、それでもこの土地で、この山と共に暮らしておられる。
今回、再び訪れてみてよかったです。
真摯な気持ちで、被災された方々に改めてお見舞い申し上げ、
亡くなられた方々に合掌。
場所は変わって、被災した大野木場小学校跡。
ここも、保存公開されています。
コンクリートと鉄骨が残り、床板は焼けて基礎が出ています。
しかし、焼けずにほぼそのまま残っている教室もあるそう。
立ち入り禁止のため、上階のその教室を見ることはできませんが、
隣設された大野木場砂防みらい館に写真が展示されています。
ここは、火砕流の本流に巻き込まれたわけではありません。
下の画像は、小学校に隣接する建物からの眺めですが、
道路のもう1本向こう、普賢岳から画像右手に流れているグレーの地域が
本流の流れた跡です。
火砕流とは、火山によって生じた堆積物(岩や火山灰など)を巻き込みながら、
火山ガスとともにマグマが斜面を流れ落ちる現象です。
比重が軽いためスピードが速く、100km/時を超える速度で
一気に流れ落ちることもあるそう。
同時に、非常に高温な熱風が生じます。
この熱風が校舎を襲い、火災が起こったのです。
下の画像は平成3年(1991年)6月3日に起きた大火砕流発生時の
小学校の写真です。
当時、小学校では授業が行われており、校舎にいた児童が避難している様子が
写されています。
小さくて分かり辛いですが、画像の右下、白い丸で囲まれているところが、
逃げ出す児童です。
幸い、全員無事に避難できています。
今回の噴火から198年前に起きた、前回の噴火の際には眉山が崩れ、
それが海へと流れ落ち大津波を引き起こしました。
津波は対岸の天草の家々を呑みこみ、さらに返した波が島原の家々を襲い、
甚大な被害をもらたしました。
「島原大変肥後迷惑」と呼ばれた出来事です。
今回の噴火では、「肥後迷惑ではなく、助け合おう」と、天草の方々も
支援に尽力されたと当時の新聞記事に記載されていた記憶があります。
昨年の11月には、島原で初めての国際会議である
火山都市国際会議島原大会が開催されました。
また、長崎新聞では研究者や被災住民などあらゆる角度から見た
平成の噴火に関する記事をweb上で公開しています。
現在では、遠隔操作による無人での砂防設備建設なども進められ、
いつかまた来るかもしれないその日のために、着々と防災設備が
整えられています。
大野木場小学校のグラウンドに生えているひと際大きな銀杏の木。
下の画像、右上に青々とした葉を茂らせている木がそれです。
この木も、校舎と共に被災し焼けてしまったのですが、
2年後に芽吹き、再び青々とした葉を茂らせるようになりました。
この木に、島原の未来を見たような気がします。
今回は、災害関係の施設だけを見ましたが、島原は火山性の土壌で何年もかけて
濾過された清らかな水が湧き出す湧水群や、澄んだ水が流れる武家屋敷、
島原城などの美しい街並みが残っている所です。
次回訪れる時は、また違った気持でこの町を眺められるような気がします。
この2つは、早崎瀬戸を挟んで対面に位置しています。
まずは、天草へ。
島原に比べ、交通が不便な天草。
高速道路を下り、点在する島を結ぶ橋を渡りながら
海沿いの一般道をひた走ります。
それにしても、天草は暑いっ!
現地の人は、半袖シャツと素足にサンダルでした。まだ夏です。
途中、「たこ街道」なるものがあり、道の駅有明の近くには
こんなものが。
リアルすぎでない?
しかし、リアルすぎて気持ち悪いと話題になっているので、ある意味成功かも。
せんとくんも、だんだん可愛く見えてきたことだし、もしかするとこれも
いつの日にか可愛く見えてきたりして。
隣には、こんな可愛らしいものも。
タコの置物やぬいぐるみは、オクトパス(置くとパス)なんてことで、
受験生のお守りとして売られているのを目にしますが、
この辺りの名産品「天草ありあけのタコ」には5つも幸があるとか。
以下、現地の案内板より。
その一 受験にパス!! まさに置くとパス間違いなし!!
その二 健康にいい!! タウリンが豊富なので健康にも頭にも最高!!
その三 恋愛成就!! 二人の愛はくっつくと離れない吸盤のごとし!!
その四 子宝に恵まれる!! タコはいっぱい赤ちゃんを産みます!!
その五 商売繁盛!! お客さんに吸い付き離さない!!
だそうな。
それはともかくとして、栄養豊富な有明の干潟で育った餌を食べ、
流れの早いこの辺りで育ったタコは味が良い、というのは環境を見れば納得。
と言いつつ、タコ焼きは大好きなのに、それ以外のタコ料理は苦手なのですが・・・。
以前、仕事で泊まった民宿では、タコ刺しから、頭を半分そのまま焼いた
タコステーキまで“タコを使っていない料理はない!”って程のタコ尽くしの料理が出て
のけぞりそうになりました・・・。
しかし!
九州でも海の幸に定評のある天草。
名物はタコだけではありません。
車エビ、カニ、アワビ、アラカブなどなど、たっくさんあります。
激安。
車エビの塩焼きが、たったの200円。
どこぞやで食べた時は1尾1000円でした。
で、そんな天草では珍しく民宿にお泊り。
漁師宿らしく・・・。
伊勢海老、イカ、サバ、アジ、ホタテ!
ゆで蟹、アラカブと青さの天ぷら!!
天然車エビの塩焼き!!!
9月で車エビ漁は終わったので、この日は塩焼き。
シーズン中なら踊り喰いになるそうな。
他にも、イイダコやブリの煮付け、タイのマリネ、伊勢エビの味噌汁などなどなどなど。
「いいなー」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、
肉食派の私は魚見てもテンションあがりませんデス。ハイ。何だかすみません。
目の前には海。
沈む太陽でピンク色に染まった海を眺めてうっとりし、早朝はお散歩。
夜明けに散歩をしようと、はりきって5時に起きたらまだ真っ暗だったため
もうちょっと寝よ・・・と眠ったが最後。うっかり寝過してしまいました・・・。
とっくに太陽が昇ってしまっていますよ。
遠くから魚影が見えるほど、水の澄んだ海水浴場です。
翌日は、島鉄フェリーで島原へ。
鬼の池(おんのいけ)から口の津(くちのつ)まで、僅か30分で
長崎県島原市に到着。
さよなら天草。
こんにちは。島原。
関門汽船に乗って、対岸の唐戸(山口県下関市)へ渡ります。
わずか5分の船の旅。
だんだんと陽が落ちてきました。
出発が遅いので、あっという間に夕方です
降りた先には、「唐戸市場」や「カモンワーフ」という複合商業施設があります。
さて、夕食は何にしようか・・・とぐるりと周ってみましたが・・・。
結局門司港へ戻ることに。
対岸の和布刈(めかり)公園上空に昇った月。
さいなら。
あっという間に、門司港に戻ってきました。
門司港では、「たかせ」の瓦そば。
夕食が早かったので、小腹が減った時用にお茶漬けゲット。
話は変わりますが、今回の画像、3枚目の月の画像からは、
普段と違うカメラで撮ってみました。
キャノン一辺倒だった我家ですが、今回、RICOHのコンデジR10を購入。
(2枚目までは、キャノンのS2ISで撮影。随分と古いモデルになってしまいましたが、
ハイエンドタイプのコンデジです。)
直前まで、LUMIXのTZ5と悩んでいましたが、
「ルミックスは誰でも簡単に綺麗に取れますよ。室内にも強いです。
リコーもスペックはあまり変わりませんが、扱いにくいですね。」
という店員さんの一言で即決。
変わり者は変わった物に惹かれるのです。ふふっ。
で、使った感想ですが・・・。
キャノンに比べると、あっさりとした画像ですね。
逆に、軽い写真をキャノンで撮ろうとしても、なかなか思い通りにいかなかったので
たまには違うメーカーも良いかもです。
ただ、店員さんのおっしゃるとおり、使い難い。
設定の仕方や、青味がかってしまいがちな画像は、
撮るごとにちょっと気にかけないといけないのかなーという感じ。
使いこなすには、もう少し時間が必要です。。。
同じ日に、同じ場所で比べてみました。
カメラを変えている僅かの間に雲は動いてしまっていますが・・・。
下の画像が、キャノン。
お次がリコー。
それにしても、今はコンデジでも28mmの広角アリなんですね。
購入する時にしか調べないので、私の中では何年も前の情報のまま
止まっていましたが・・・。
今回撮影した2台にデジ一を加え、それぞれに出番がありそうです。
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